本研究会は平成5年1月15日、降りしきる雪の金沢において7施設18人の有志先生方が参加して第1回が開催され、平成25年で設立20周年を迎えました。
この間、初めて病理標本の中央レビューが行われたホジキンリンパ腫の治療研究をはじめ、いくつか研究成果が発表されています。初代代表幹事をお務めになった岡山大学の故 大熨泰亮先生が書き残された、本研究会発足の趣旨は要約すると「良質な多施設共同臨床試験による悪性リンパ腫に対する標準治療の確立」となります。
今から20年前以上に「標準治療」という文言を使われている時流の先取りにも驚きですが、「治療」の理想(ビジョン)が「悪性リンパ腫の治癒」であるならば、創成期に謳われたこの趣旨は、現在においても「治療研究会」を名乗る当研究会のミッションそのものといえましょう。
今後も当研究会は悪性リンパ腫の治療研究を通じて、このミッションを追及する臨床・病理グループであり続けたいと願っています。ご賛同いただける多くの方々が、この治療研究の輪に加わっていただける事を願ってやみません。
平成26年1月
悪性リンパ腫治療研究会 代表幹事
神野 正敏
事務局:
奈良県立医科大学付属病院腫瘍センター 内
〒634-8522
奈良県橿原市四条840
代表幹事 神野 正敏
幹事 21施設27名